トランプ次期米大統領(左)とカナダのトルドー首相=2019年12月(AP=共同)
【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は10日、自身の交流サイト(SNS)への投稿で、カナダのトルドー首相を「カナダ州知事」とやゆした。AP通信によると、トルドー氏は9日、米国がカナダからの輸入品に25%の関税を課せば、報復措置を取る考えを表明していた。これにトランプ氏が反発し、意図的にトルドー氏を見下す表現を使った可能性がある。 第2次トランプ政権が発足する来年1月以降、日本を含む同盟国の各国はトランプ氏との関係構築に頭を悩ませそうだ。 トランプ氏は11月29日に南部フロリダ州の私邸で実施したトルドー氏との会談に触れ「先日、偉大なカナダ州のトルドー知事と夕食を共にし、光栄だった。近いうちに知事に再会し、関税と貿易に関する深い協議を続けられることを楽しみにしている」と書き込んだ。 トランプ氏はフロリダでの会談で、カナダから流入する不法移民の対策などが取られなければ、来年1月20日の就任初日に関税を課すとトルドー氏に伝達。関税を回避したいなら米国の「51番目の州」になるべきだと述べたと報じられていた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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