11日午後、アフガニスタンの首都カブールで難民問題を担当する庁舎の内部で爆発があり、タリバンの関係者によりますと爆発は自爆テロでハッカーニ難民相のほか、職員3人が死亡しました。
ハッカーニ難民相は、タリバン内の強硬派として知られる「ハッカーニ・ネットワーク」の幹部で、2011年にアメリカから資産凍結などの制裁を受けています。
これまでのところ犯行声明は出ていませんが、暫定政権のムジャヒド報道官は声明で、過激派組織IS=イスラミックステートによる犯行だと指摘しています。
タリバンはこれまで取締りを強化した結果、ISの地域組織によるテロ事件は減少していると、治安の改善を主張してきましたが、暫定政権の閣僚がテロ攻撃で死亡したのは初めてで、タリバンにとっては大きな痛手となります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。