アメリカ、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は12日、イスラエルを訪れてネタニヤフ首相と会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた協議について、意見を交わしました。
会談後、記者会見したサリバン補佐官は、協議が合意に近づくよう働きかけたとした上で「ネタニヤフ首相は合意する用意があると感じた」と述べて前向きな反応があったという認識を示しました。
サリバン補佐官は、このあと仲介国のカタールとエジプトを訪れるということで「目標は今月中に合意をまとめられる状態にすることだ」と述べて働きかけを強める考えを示しました。
また、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエルとの停戦に応じた後、ハマス側の協議に臨む姿勢に変化が見られると指摘し「ハマスは自分たちを助けに来てくれる勢力を待っていたが、切り離された。協議はこれまでとは違う性質のものになった」と指摘しました。
そして、協議の見通しについて「合意は近づいていると信じているが、到達できるかはまだわからない。私たちは最後までやり遂げる」と強調しました。
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