ジョージアでは、14日、任期満了に伴う大統領選挙が行われます。

選挙は今回から、直接選挙ではなく、議会議員などによる間接選挙となります。

野党や、与党への批判を強めている現職のズラビシビリ大統領は、10月に行われた議会選挙で不正があったとして、その結果発足した議会による今回の大統領選挙を認めず、野党は参加を拒否しています。

このため、与党「ジョージアの夢」が擁立した、与党系議員でプロサッカー選手だった、カベラシビリ氏の選出が確実だとみられています。

選挙を前に13日、ズラビシビリ大統領は声明を発表し「いまこの国には合法的な大統領が必要で、私はここにとどまる」と述べ、任期が切れたあとも大統領職にとどまる意向を改めて示し、対立が深まっています。

首都トビリシの議会の前では、先月28日から毎晩続いている政権与党に対する抗議デモが、13日も行われ、EU=ヨーロッパ連合やジョージアの旗などを手にした人たちが大勢集まり、議会選挙のやり直しなどを求めていました。

デモに参加した男性は「大統領選挙は詐欺だ。われわれは、この政権が倒れるまでデモを続ける」と話していたほか、女性は「現在、私たちが権利を訴える先がないので、路上でデモを続けるしかない」と話していました。

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