韓国の尹錫悦大統領の弾劾訴追案が可決され、国会前で喜ぶ人たち＝１４日、ソウル（共同）
【ソウル共同】「民主主義の勝利だ」。韓国の尹錫悦大統領に対する２度目の弾劾訴追案が可決された１４日、ソウルの国会前に集まった市民は喜びを爆発させた。大音量のＫ―ＰＯＰに合わせて「尹錫悦退陣」を叫び、ペンライトを振った。聯合ニュースによると、警察推計で最大約２０万８千人が集結。一方、別の場所で開かれた尹氏守護の集会では参加者が頭を抱えた。 国会周辺には同日午後から市民が続々と集まった。弾劾案可決の瞬間、盛り上がりは最高潮に。最大野党「共に民主党」の李在明代表も駆け付け「罷免が早く実現するよう闘い続けなければいけない」と訴えた。 ソウル近郊の公務員、李銀実さん（５７）は「（戒厳令という）めちゃくちゃな大統領の行動を審判する第一歩だ。国民が立ち上がったから可能だったと思う。とてもうれしい」と興奮した様子。 友人と来ていたソウル近郊の女子高校生（１６）は「（尹氏は）自分の権力を維持するためにひどい過ちを犯した。弾劾されてとても良かった」と笑顔だった。 人気男性グループＢＴＳの歌に合わせて、市民らが踊った。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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