ウクライナ政府で安全保障を担当する高官が、今月上旬、匿名を条件にNHKの取材に応じました。
この高官は、アメリカやヨーロッパ諸国がウクライナ支援で多大な負担を続ける中、中国は、ロシアからエネルギーを安く購入するなど経済的な恩恵を受け、ウクライナ情勢にもほとんど関わっていないことを念頭に「この戦争で最大の利益を得ているのは中国だ」という見方を示しました。
その一方で中国は、ロシアが核兵器を使用すると威嚇を繰り返していることについて「強く厳しい姿勢をとっている」として評価しているとしています。
また、ロシアと北朝鮮の動向に関して、この高官は、ことしロシア軍が使用した砲弾の半数以上にあたる300万発が北朝鮮製だとした上で「質は悪いが量は膨大だ」と述べ、両国の軍事的な連携がいっそう深まっているとして警戒感を示しました。
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