韓国の幹線道路で11月27日、車53台が絡む玉突き事故があり、11人が負傷した。記録的大寒波に見舞われていた現地では、路面が凍結し、車のブレーキが効かなくなっていたという。
車53台が絡む玉突き事故
韓国・原州市の幹線道路で11月27日午後6時頃に撮影されたのは、車が突然コントロールがきかなくなり、くるっと1回転半する瞬間だ。
この記事の画像(12枚)車は他の車にぶつかりながら、ようやく止まった。しかし次の瞬間、そこへ別の車が勢いよく衝突してしまった。
事故後の映像を見てみると、道路は動けなくなった車であふれ、見るも無惨な光景が広がっていた。現場では、「前の方に進んでください!また(事故が)起こるかもしれません!」と呼びかける男性の姿もみられた。
この玉突き事故では車53台が絡み、警察や消防によると、11人が負傷したという。
なぜ相次いで車が衝突する事態になったのか。
その理由は“雪爆弾”と呼ばれるほどの記録的大寒波だ。当時の道路には雪は積もっていなかったものの、氷の上のようにツルツルと滑りやすい状態だったという。実際に事故に巻き込まれた人も、「ブレーキをかけても道路が滑って効きませんでした」と話している。
“ツルツル”活用でまさかのスキー出勤
しかし、この“ツルツル”を逆に活用した人もいた。
京畿では、雪が積もる道路をスキーで移動する人がいた。なぜスキーを使おうと思ったのかというと、実はこの男性は元韓国代表のスキー選手だった。
元選手の男性は「(雪で)バスが運行していなかったんだ。だから家にあったスキーで出勤した」そうだ。しかし、男性は残念ながら出勤時間には間に合わなかったという。
(「イット!」 12月9日放送より)
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