19日、タイの首都バンコクで開かれたミャンマーと近隣国の非公式会合(タイ外務省提供・共同)

 【バンコク共同】内戦状態が続くミャンマーの軍事政権と中国やインドなど近隣5カ国による非公式の外相級会合が19日、タイの首都バンコクで開かれた。ASEANと軍政の対話が行き詰まる中、事態打開に向けて近隣の大国が関与する枠組みが始動した。  ミャンマー軍政が外相に任命したタンスエ氏や中国とインドの高官らが出席。タイ外務省によると、軍政が来年11月の実施を目指す選挙が議題に上った。少数民族武装勢力や民主派との戦闘が続き、国土の半分近くで実施困難な状況とされるが、タンスエ氏は意欲を示した。  軍政は民主派政党を解散させており、選挙で親軍政党を勝利させ、統治を正当化する狙いとみられる。

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