試験栽培で収穫した綿花を前に説明するウクライナ植物種試験研究所のメルニク所長=3日、キーウ(共同)

 世界で紛争が拡大し弾薬需要が高まる中、ウクライナが弾薬用火薬の原料にもなる綿花栽培に着手した。気候条件などからこれまで生産されてこなかったが、今秋に試験栽培に成功した。成分や品質を分析し増産も計画する。ただ火薬の製造には大規模な投資が必要で、今後の課題となる。  「戦時下ではこのような原料は極めて重要だ」。ウクライナのコワリ農業食料相は10月、綿の実を110キロ収穫したと発表した。5ヘクタールほどの農地で春に始めた試験栽培で、米国やドイツから輸入した5品種全てで実がなった。将来的に3万ヘクタールに農地を広げるという。  綿の実を包む産毛のような繊維は、化学処理を経て弾薬用火薬の主原料となる。

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