タイで走行中の列車から乗客が無理矢理身を乗り出し、線路沿いのポールに頭を強打する事故がカメラに捉えられた。国有鉄道は以前からも注意喚起を行ってきていたが、危険行為をする人が後を絶たない。激突した人は“映える動画”を撮ろうとしたとみられている。
列車から身を乗り出しポールに激突
ほほ笑みの国・タイで8月に撮影されたのは、笑えない事態だ。
走行中の列車から身を乗り出す人物は、手すりに捕まりながら体を仰け反らせていた。
この記事の画像(11枚)次の瞬間、線路沿いのポールに頭を強打してしまう。かろうじて手すりを握っている状態だ。
事故の瞬間を記録した駅の監視カメラ映像では、身を乗り出した人物がポールに激突する様子が映し出されていた。
しばらく耐えていたものの、線路上に叩きつけられてしまった。
後を絶たない危険行為に注意喚起
この動画は、タイの国有鉄道が注意喚起として投稿したものだ。
タイの国有鉄道は約60年前から「ステップには立たないで」などと、ポスターでも呼びかけていた。ほかにも、「ホームから離れて」や「鉄道橋を渡るときは、列車に注意」などと積極的に発信している。
さらには、「屋根に登らないで」という呼びかけも行ってきているが、それでも危険行為をする人が後を絶たない。
頭をポールに打ち付けた人は何をしていたのかというと、いわゆる“映える動画”を撮ろうとしたとみられている。
その後病院に搬送されたが、検査の結果、頭に異常はないという。
(「イット!」 12月13日放送より)
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