ミャンマーでは2021年2月の軍事クーデター後、国軍と民主派や少数民族武装勢力との間で戦闘が続く。隣国タイには負傷した民主派の兵士らの療養施設がつくられている。施設は長引く内戦の一断面を映し出している。(北川成史)
◆タイ北西部の非公式施設に100人以上
町外れの通りに面した鉄製の扉を開けると、5部屋余りが連なる平屋と、木造の2階建てが向かい合って立っていた。タイ北西部にある非公式の療養施設だ。地雷で左足を失ったPDF隊員=ミャンマー北西部で
「ケアセンター」と名付けられ、主にミャンマー東部カイン州での戦闘で負傷した民主派の武装組織「国民防衛隊(PDF)」や少数民族武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」の兵士らが療養する。 センターはここを主要拠点に今年半ば時点で約20カ所に部屋を確保し、入所者は計100人以上。累計で600人を超える。主要拠点はリハビリ用の器具を備え、療養者が共同生活する。重症者も少なくない。◆「治ったら前線に戻りたい」
PDF隊員のスティール(32)は立つことができず、右手を動かせない。砲弾の爆発で全身にけがを負い、頭に破片が入っているという。「自分は教師だった。クーデターに非暴力的なデモで抗議する国民を殺した軍が許せず、PDFに入った」と振り返る。「体がこうなったことに後悔はない。自由と民主主義を手にできればいい。日本を含めた国際社会は市民を応援してほしい」頭の中に砲弾の破片が残っているというスティール=タイ北西部で
KNUの兵士は「国軍の空爆に遭い、砲弾の破片で腹や頭を負傷した。左手があまり動かず、リハビリ中だ」と話した。それでも「治ったら前線に戻りたい」と意気込んだ。 会話が困難な人たちもいた。PDF隊員のマンジー(37)は砲弾の爆発で頭などを負傷した。身動きできず、ベッドに横たわったまま、チューブから栄養を取っていた。◆「毎日困難の...
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