反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表、ポール・ワトソン容疑者は、日本の調査捕鯨船に対する妨害行為を指示した威力業務妨害などの疑いで国際手配され、デンマーク領グリーンランドで拘束されましたが、今月17日、デンマーク司法省が日本への引き渡しを認めない判断を示し、元代表は釈放されました。

AFP通信などによりますと、元代表は釈放後、家族の住むフランスに戻り、21日、パリで開かれたイベントに参加しました。

このなかで元代表は記者団の取材に応じ「私たちは世界中の捕鯨を終わらせる。私たちは、この世界を共有するすべての生き物と調和して地球で生きることを学ばなければならない」と述べ反捕鯨活動を続ける考えを示しました。

また、元代表は日本の捕鯨について、抗議をしているのではなく、法律を順守するよう求めているだけだとする立場を示した上で「日本が南極海に戻るつもりならば私たちはその場にいる」と述べ、改めて日本による捕鯨を批判して今後も妨害することを示唆しました。

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