アメリカのトランプ次期大統領は22日、国防総省の高官人事を発表し、ナンバー2の国防副長官に、アメリカの投資ファンドの共同CEOのファインバーグ氏を、政策担当の国防次官に、元国防次官補代理のコルビー氏を起用すると明らかにしました。
このうちコルビー氏は1期目のトランプ政権で国防戦略の立案に携わった人物で対中強硬派として知られ、急速に軍備を増強する中国への対応に集中する必要があるという考えを示してきました。
またコルビー氏は、NHKが5月にインタビューした際、日本の防衛力の強化について「正しい方向には向かっているが、スピードがあまりに遅すぎる」と指摘し、日本の防衛費をGDP=国内総生産の3%程度に増額する必要があるという考えを示しました。
トランプ氏はコルビー氏について、声明で「アメリカ第一主義の外交・国防政策の提唱者として高く評価されている」としていて、安全保障政策の立案の議論に影響を与える可能性があります。
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