イスラエル軍の攻撃で破壊された建物近くを歩く子どもたち=1日、ガザ地区南部ラファ(ロイター=共同)

 イスラエル軍が地上侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザで、夏を前にして気温が上昇、人道危機に拍車をかけている。米国の気象会社によると、4月下旬には最高気温が44度を記録。熱中症によるとみられる死者も報告された。避難民が密集するテントでは、不十分な衛生環境に暑さが追い打ち。長引く避難で病気への抵抗力も落ちた市民への影響が懸念される。  国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は4月28日、「暑さが原因で子ども2人が死亡したとの報告がある」と発表した。  UNRWAによると、ガザではシャワーは約5400人に1台で、水不足が深刻化。支援物資の食料の腐敗が早まる恐れもある。


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