ロシアのプーチン大統領が、日本時間の7日午後6時から始まった就任式に臨んだ。

雪がちらつく、首都モスクワ。
プーチン氏は日本時間午後5時50分過ぎ、大統領執務室を出ると、この日のために特別にデザインされた大統領専用車「アウルス」に乗車。

物々しい警備の中、執務室から約500メートル離れた就任式の会場であるクレムリン宮殿に到着した。

きらびやかな装飾が施されたクレムリン宮殿のホール。

上下両院の議員や企業のトップ、俳優など2600人の参加者を前に宣誓し、通算5期目の任期をスタートさせた。

ロシア・プーチン大統領「私は、ロシア連邦大統領の権限を行使する際に、人権や国民権を尊重し保護してロシア連邦憲法を順守し保護することを誓います」

2000年に大統領に就任して以来、首相時代も含めて四半世紀近くロシアで実権を握り続けているプーチン氏。

さらに、2030年までの6年間、トップに君臨することになる。

プーチン氏は、2024年3月の大統領選で87%を超す史上最高の得票率で圧勝。

国民の圧倒的支持を得て当選し、「非常にクリーンな選挙だった」と主張する一方で、ウクライナへの侵攻反対を唱える元下院議員が、中央選管から候補者登録を拒まれるなど、不公正さも指摘されていた。

今回の就任式には、アメリカとEU(ヨーロッパ連合)加盟国の大半は就任式への出席を見送ったが、フランスは大使が出席する方針としている。

一方、林官房長官は、就任式への招待がロシア側から直前に在ロシア大使館にあったものの、日本は出席しない方針を明らかにしている。

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