世界の平均気温が、11カ月連続で観測史上最高となった。

EU=ヨーロッパ連合の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、先月の世界の平均気温が15.03度で、これまで最も高かった2016年4月の気温を0.14度上回ったと発表した。

4月の平均気温としては観測史上最高で、月ごとの平均気温は11カ月連続で、観測史上最高を記録した。

また直近1年間の平均気温は、産業革命以前の基準とされる1850年から1900年の平均気温と比較して1.61度高く、世界の目標である「1.5度」を上回っている。

コペルニクスの責任者は「今後もエルニーニョのような自然サイクルに伴う気温変動が繰り返される一方で、温室効果ガスの濃度の上昇が地球の気温を押し上げ続けるだろう」と警鐘を鳴らしている。

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