米大統領選、無所属候補の弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏=1日、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は8日、11月の米大統領選で、無所属候補の弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)が認知機能の問題を抱え、脳内に入った寄生虫が脳の一部を食べたと2012年に主張していたと報じた。現在は回復したとしている。  民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(77)も認知機能の衰えが指摘され、主要候補がそろって不安を抱える異例の選挙戦になっている。勝算は低いケネディ氏だが、第3の候補としてバイデン、トランプ両氏に魅力を感じない有権者の受け皿となり選挙の行方を左右する存在として注目されている。  ケネディ氏は離婚訴訟で12年に提出した宣誓証言で、収入が減った理由として「短期、長期の記憶喪失が影響している」とし、医師から「寄生虫が脳に入り、一部を食べ、その後死んだ」と診察されたと説明した。  物忘れや意識の混濁が激しくなったとして10年に診察を受け、脳に黒点が見つかっていた。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。