韓国・済州島で7日、麦わら帽子を被った男が貴金属店に侵入し、約70点の貴金属を盗む事件が発生した。男は犯行後、タクシーで空港に向かい出国しており、窃盗品を処理する共犯がいる可能性も考えられるという。
わずか3分の犯行で…約70点を盗む
7日午前3時過ぎ、韓国・済州島の貴金属店で目撃されたのは、隠れるように這って現れた“貴金属ドロボー”だ。
この記事の画像(11枚)ドロボーは、頭に麦わら帽子のようなものをかぶり、そろり、そろりと店の奥へ進む。
午前3時過ぎの誰もいない店内で狙ったのは、ショーケースの中身。ネックレスのようなものをわしづかみにし、取り出し、さらに別の貴金属も次々と盗んでいる。
這いつくばって現れ、隠れるように身をかがめたまま商品を盗んだ貴金属ドロボーだったが、犯行後は、立ち上がって一気に走り去っていった。
犯行にかかった時間は、約3分だったが、その間に盗まれた貴金属は約70点、被害額は1100万円相当にも上るという。
最高レベルの指名手配を要請
このドロボーは40代の中国人の男で、犯行後はタクシーに乗り、空港へ向かった。
男はあらかじめ飛行機のチケットを購入し、8時間後には出国して中国に向かったといい、計画的な犯行であることが窺える。
済州西部警察署・チョ・マンジン刑事課長は、「インターポールと協力して最高レベルの指名手配を要請し、絶対に捕まえます」と話す。
地元警察は、男が空港での出国手続きを問題なく終えたことから、盗んだ貴金属を処理する共犯がいる可能性も視野に捜査している。
(「イット!」 5月10日放送より)
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