大規模な太陽表面の爆発、太陽フレアが発生した影響で11日夜、北海道や北陸などでも「オーロラ」が観測されました。天候が回復し、13日夜は山陰でも観測のチャンスがあると、専門家は期待を高めています。
能登半島の北端、石川県珠洲市で11日夜から12日未明にかけて撮影された映像。オーロラ」です。石川県では、2003年以来21年ぶりに観測されました。
大規模な太陽フレアが連続して発生した影響で、国内各地でオーロラを観測。比較的緯度が高い北海道だけでなく、北陸や鳥取県のお隣、兵庫県香美町でも観測されました。
香美町地域おこし協力隊・高橋昇吾さん
「奇跡的な瞬間を見られて興奮しました」
日本海を見渡す「展望台」でカメラを構え、見事撮影に成功。SNSに投稿すると閲覧数は200万回を数え、大きく注目されました。
地域おこし協力隊・高橋昇吾さん
「山陰海岸世界ジオパークの魅力を豊岡の端から一緒になって発信したい」
撮影された「大引の鼻」は、鳥取砂丘から東へわずか約40キロ。ということは…。
さじアストロパーク・相本実副所長
「きょうは天気が良いので、チャレンジしたいと思っている」
期待を膨らませるのは、鳥取市の天文台・さじアストロパークの相本副所長。11日も撮影のチャンスを伺っていたそうですが、あいにくの天気で断念。天候が回復した13日夜に期待します。
さじアストロパーク・相本実副所長
「北海道で数年に1回見られることがあるが、東北などもっと下の方、西日本などで見られるのは聞いたことがない。できるだけ海など開けた場所で撮影、鳥取だったら鳥取砂丘など開けた場所が良い」
今夜は鳥取砂丘でその瞬間を待つということです。
さじアストロパーク・相本実副所長
「天の川も十分みられるし、夜空を見上げてほしい。おまけ(オーロラ)がつく可能性もあり楽しんでほしい」
山陰では肉眼での観測は難しいかも知れませんが、カメラを手に北の空を見上げてみてはいかがでしょうか?
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