ドイツ軍の地対空ミサイルシステム「パトリオット」=2022年(DPA提供・AP=共同)
【ベルリン、キーウ共同】ドイツ国防省は13日、ウクライナに地対空ミサイルシステム「パトリオット」を追加供与すると発表した。ドイツは既に2基を送っており、追加の1基も早期に引き渡す。ピストリウス国防相は声明で「ロシアによるウクライナの都市やインフラへの攻撃は計り知れない苦しみをもたらしている」と指摘した。 ウクライナは欧米に防空支援の強化を繰り返し要請してきた。ゼレンスキー大統領は今月の地元メディアとのインタビューで、全土防衛にはパトリオットが25基必要との考えを示していた。 ゼレンスキー氏は13日、ドイツによるパトリオットの追加供与に謝意を表明し「他のパートナー国の指導者もドイツに続いてもらいたい」と訴えた。 一方、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は13日、東部前線の戦況について「最近数日間で、かなり厳しくなっている」と述べた。ロシアのプーチン大統領が勝利した3月の大統領選の後、ロシア軍が攻勢を強めているとの見方を示した。
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