ロシア当局は国防省の人事担当トップを収賄の疑いで拘束しました。
拘束されたのはロシア国防省人事総局のユーリ・クズネツォフ局長です。
連邦捜査委員会は14日、クズネツォフ氏が2021年から23年にかけて「大規模な賄賂を受け取った疑いがある」として身柄を拘束し、捜査していることを明らかにしました。
クズネツォフ氏の自宅から合計1億ルーブル(約1億7000万円)相当の現金と外貨や高級時計などを押収したということです。
国防省をめぐっては、先月、ショイグ前国防相の側近で国防次官だったイワノフ氏が収賄の疑いで逮捕されました。
またロシアのプーチン大統領は今月12日、ショイグ前国防相を交代させ、副首相だったアンドレイ・ベロウソフ氏を新たな国防相に任命する人事を上院に提案しました。
プーチン政権はウクライナ侵攻が長期化するなか、軍事予算の適正な使用に向け国防省内の引き締めを図ったものとみられます。
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