アメリカのバイデン大統領(ロイター=共同)

 バイデン米大統領は14日、対中制裁関税の強化についてホワイトハウスで演説し、中国政府による企業への過度な補助金を批判した。中国企業との競争について「あまりに長い間、公正ではなかった」と中国の不公正な慣行に対抗する考えを強調。11月の大統領選で再対決が確実視されるトランプ前大統領を意識し、中国に強い姿勢で臨むとの構えを示した。  バイデン氏は、中国政府が自動車や半導体などあらゆる産業に資金を注ぎ込み「世界が吸収できる量を、はるかに超える生産を後押ししている」と指摘。不当に割安な価格で他国の企業を追い込んでいると批判した。一方で「中国とは公正な競争を望んでいる」とも述べた。


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