南太平洋のフランス領、ニューカレドニアのヌメアでは13日の夜から暴動が起きていて、現地の映像では車や建物が燃やされるなどして、街のあちこちで煙が上がっています。
ロイター通信によりますとこれまでに3人が死亡し、警察官を含む数百人がけがをしたほか、少なくとも80人が拘束されたとしています。
フランスの当局は夜間の外出禁止令を出し、現地の空港も13日の夜から閉鎖しています。
現地の日本の領事事務所によりますと、現地と日本を結ぶ直行便もキャンセルになり、日本人観光客も足止めされている状態だということです。
フランス領のニューカレドニアでは、独立問題がくすぶる中、フランスの議会下院にあたる国民議会は現地の住民の選挙権を拡大する憲法改正案を可決しました。
今回の暴動は、この憲法改正案に対し独立派に不利に働くと反発する動きがきっかけになっているとみられています。
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