【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は15日、米CNBCテレビのインタビューで、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファで展開している地上作戦に関して「数週間続く」と述べた。軍はラファ東部で限定的地上作戦を実施中だが、作戦地域を広げる可能性がある。  民間人の被害拡大を懸念するバイデン米政権はラファへの本格侵攻に反対している。イスラム組織ハマスの壊滅を掲げるネタニヤフ氏は、米国と考え方に違いがあるとし「やるべきことをやるしかない」と語った。  イスラエル軍は6日に避難民らに退避を呼びかけ、限定的地上作戦を始めた。ハマスは応戦している。ネタニヤフ氏は15日の声明で、ラファから約50万人が退避したと主張した。ラファは人道危機に陥っておらず、今後もならないと強調した。  軍は15日もガザ各地で攻撃を続けた。パレスチナ通信によると、ハマスに部隊再編の動きがあるとして攻撃を強化しているガザ北部では、インターネットに接続しようと集まった市民ら十数人が空爆により死傷した。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万5233人。


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