毛を刈られ、涼しげな姿になったアルパカ=千葉県市川市で2024年5月27日午前11時、石塚孝志撮影

 千葉県市川市動植物園(同市大町)で27日、アルパカの毛刈りがあった。ふわふわと伸びていた毛が、夏を前に涼しげな姿になった。

 アルパカは南米アンデスの標高2000~5000メートルの涼しい高地に群れで生息する、ラクダ科の動物で、毛を取るために家畜化された。同園には2~4歳のメス6頭がいるが、毛刈りをしないと伸び続けるため、日本の暑さで体調を崩さないように、年に1回、毎年この時期に毛刈りをしている。

 この日は、アルパカの購入元である「山古志アルパカ牧場」(新潟県長岡市)の担当者がアルパカを横に寝かせて、バリカンで1頭に約30分をかけて約1・5~2キロの毛を刈った。爪切りや伸びすぎた歯の手入れなどもした。

 同園飼育員の渡辺裕葵(ゆうき)さんは「今年は冬の冷え込みが緩く、毛は少なめだった。冬とは違うアルパカの姿をぜひ見に来てください」と話した。【石塚孝志】

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