夏を前に、日本有数の手ぬぐいの産地とされる堺市で、生産が最盛期を迎えている。染色工場「ナカニ」(同市中区)では、一日に約2千本作り、全国に出荷している。

 アフターコロナで夏祭りなどのイベントが各地で復活、浴衣などと合わせて手ぬぐいを使う人が増えている。

 さらに、インバウンド需要も多く、富士山や日本の四季などの柄が外国人に好評。円安で比較的値段が高い手ぬぐいもよく売れているという。

 今夏も酷暑が予想されている。同社の中尾弘基(ひろき)代表(37)は「手ぬぐいを水でぬらして首に巻くといった暑さ対策も提案していきたい」と話す。(水野義則)

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