別府湾に面した大分市の田ノ浦地区では日当たりのよい斜面を利用したびわの生産が盛んで、地元の神崎小学校の子どもたちが毎年、農作業の体験学習を行っています。

5日は全校児童40人余りが参加して収穫体験が行われ、子どもたちは農家の男性からもぎ取り方を教わると、早速作業に取りかかりました。

びわの実には鳥や虫に食べられないように紙袋がかぶせられていて、子どもたちは教わったとおり袋ごと枝を引っ張るようにして収穫していきました。

紙袋はことし4月、まだ緑色だった実に子どもたちがかぶせたもので、もぎ取った袋の中からは鮮やかなオレンジ色に育った実が姿を見せていました。

びわの実はおよそ1時間で用意した箱いっぱいに集まり、学校ではゼリーに加工して7日の給食に出す予定だということです。

5年生の男の子は「ことしは去年よりもたくさんとれた気がします」と話していました。

また、3年生の女の子は「去年食べたときにおいしかったので、給食で食べるのが楽しみです」と話していました。

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