7月1〜2日には計14人の外国人から相談があった(東京都豊島区)

東京都豊島区は7月から、区役所に外国人専用相談窓口を設置した。関連情報を集約し、ワンストップで相談に応じる。最大22言語に対応する。区内には5月時点で3万4000人の外国人が住む。全人口に占める割合は12%と23区で2番目に高く、外国人が暮らしやすい環境づくりの強化が必要と判断した。

これまで週4日の午後に英語や中国語の通訳を配置していたが、平日は終日、相談に応じる体制に改めた。タブレットのテレビ電話方式で22言語まで対応する。

1〜2日には計14人の相談があり、日本語教室や法律相談について質問があったという。各所管の窓口を案内するのではなく、担当の職員ができる限り専用窓口まで出向いて話を聞く。

外国人専用相談窓口の設置は、2023年度から始めた「区民による事業提案制度」を受けて実現した。高際みゆき区長は3日の記者会見で「専用窓口での相談内容が次の支援の大きな材料になる」と述べた。

【関連記事】

  • ・東京在住の外国人66万人 公立小の児童10年で2.8倍に
  • ・YOUはなぜ日本で議員に? 共生実現へ既得権の壁壊す
地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。