「砂の美術館」で開かれたフランスをテーマにした企画展の内覧会。中央はノートルダム大聖堂の砂像=18日午後、鳥取市

鳥取砂丘近くにあり、砂と水のみで制作した巨大な砂の彫刻作品を展示する「砂の美術館」(鳥取市)で18日、フランスをテーマにした企画展の内覧会が開かれ、ノートルダム大聖堂など計18点が披露された。会期は19日から来年1月5日まで。

今年はパリ五輪が開催されることから、フランスを代表する建築や歴史、文化芸術などをテーマに制作を進めた。12カ国から20人の彫刻家が来日し、約3千トンの砂を使って、16日間で作り上げたという。

会場内最大の作品は、幅約22メートル高さ約5メートルのベルサイユ宮殿の砂像で、豪華な装飾や造形が実物同様に細部まで再現されている。

同館総合プロデューサーの茶円勝彦さん(63)は「世界トップの作家の繊細で緻密な技術に目を凝らして楽しんでほしい」と話した。

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