嘱託警察犬に指定されたコーギーのメイ・オブ・コンチネント・ハウス・ジェイピー号=京都市伏見区

犯罪捜査や行方不明者捜索などを手伝う嘱託警察犬の嘱託書交付式が京都府警察学校(京都市伏見区)で行われ、昨年11月に実施された審査会で優秀な成績を収めたシェパードやプードルなどの26頭が指定を受けた。任期は来年3月31日まで。

行方不明者の捜索などを行う「足跡追及」や遺留品から犯人を識別する「臭気選別」、爆発物探知などに従事する「捜索」の各部門で指定が行われた。

普段は民間で飼育・訓練されている嘱託警察犬。府警の直轄警察犬(4頭)では足りない際などに府警の要請を受け、捜査などに協力する。昨年度は18回の出動があった。

交付式に出席した田中靖之刑事部長は「府民の安心安全の実現に向けて警察活動に参画いただきたい」と激励の言葉を送った。

捜索部門で指定を受けたコーギーのメイ・オブ・コンチネント・ハウス・ジェイピー号(12歳、メス)は、今年で嘱託警察犬として4年目の活動を迎える。飼い主の北村里美さん(68)は「大型犬が入りにくい狭いところの捜索で活躍できれば」と期待を寄せた。(荻野好古)

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