警察庁によりますと、去年、全国の警察に届けられた「落とし物」の数は、過去最多の2978万点余りにのぼり、管理や問い合わせへの対応、持ち主への返却などにあたる職員の業務負担も増えています。
東京 文京区にある警視庁の「遺失物センター」の玄関に設置されたロッカーは、返却窓口が閉まっている休日や夜間でも24時間利用でき、事前に発行されたQRコードを端末にかざし、暗証番号を入力すれば職員の立ち会いなしで開けることができます。
QRコードは、警察や鉄道会社が持ち主に送付する「通知書」に記載されている番号を行政手続きのサイトで入力し、オンラインで受け取ります。
ロッカーで受け取れる落とし物は、本人の名前が確認でき、拾った人が報労金を求めておらず、大きさが横38センチ、高さ37センチ、奥行き53センチ以下のものなど、条件が設けられています。
携帯電話やスマートフォンの受け取りは、できないということです。
遺失物センターのロッカーでの落とし物の受け取りは8月20日から可能で、警視庁は、持ち主の都合にあわせ受け取り方法を選んでほしいとしています。
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