宇和島市の闘牛は、鎌倉時代から続いているとされる伝統行事で、年に4回、定期大会が行われていますが、ことしはお盆の時期に合わせて闘牛に親しんでもらうイベントが初めて開かれました。

「南海トラフ地震臨時情報」が出されていますが、主催した市などは会場の闘牛場が高台にあり、津波からの避難場所にも近いことから、予定どおり行うことにしたということです。

イベントでは、体重1トン前後の牛による1対1の取組が行われ、詰めかけた闘牛ファンなどおよそ700人が迫力ある牛たちの勝負に声援を送っていました。

また、取組の前には、それぞれの牛の名前を呼ぶのがならわしで、子どもたちが呼び出しに挑戦し、大きな声で牛の名前を呼ぶと会場からは大きな拍手が送られました。

このほか、餌やりや毛並みを整えるブラッシングも行われ、訪れた人たちはおそるおそる牛に触れながら体験していました。

高知県から家族で訪れたという男性は「近くで牛に触れ合えて本当にうれしかったです。いい機会になりました」と話していました。

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