志賀高原観光PRキャラクター「おこみん」と高さ4メートルの雪の回廊で記念撮影するウオーキング参加者ら=23日、国道292号の群馬県側(石毛紀行撮影)

冬期閉鎖されていた国道292号「志賀草津高原ルート」が再開通するのを翌日に控えた23日、長野県側、群馬県側の双方から「雪の回廊ウオーキング」が行われた。事前に申し込んだ約100人が、霧に包まれた高さ約4メートルの雪の回廊を楽しんだ。

平成17年から開催しており、長野県側の志賀高原にある陽坂ゲートと群馬県側の山田峠までの約9キロの国道を歩くイベント。この日は雲が多く、ルート上にある日本国道最高地点(標高2172メートル)からの眺めや、雪の壁が続く道路は白いガスで包まれたが、参加者はその幻想的な風景を楽しんでいた。ビューポイントでは志賀高原観光PRキャラクター「おこみん」が出迎え、記念撮影などに応じていた。

群馬県側から参加した前橋市の会社員、大武浩一さん(57)は「ここは車で何度も来ましたが、妻に誘われて今回初めて歩きました。ゆっくり見られてとても楽しめました。もっと宣伝していいのでは」と話していた。

冬期閉鎖している長野県山ノ内町志賀高原の陽坂ゲート(標高1830メートル)から群馬県草津町の天狗山ゲート(標高1278メートル)まで約23・1キロ区間の再開通は、24日午前10時。

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