Kアリーナ横浜でのゆずのコンサートに合わせ、桜木町駅前で開催された「街なかコンサート」の様子=令和5年10月(横浜市提供)

5月11、12の両日にKアリーナ横浜で開催される大規模音楽フェスティバル「KING SUPER LIVE 2024」の来場者の市内回遊を促進させるため、横浜市はキングレコードなどと連携協定を締結し、スペシャルコラボレーション企画を実施する。同市にぎわい創出戦略課では「コンサートに来た方に、横浜の街の魅力も知ってもらいたい」としている。

「KING SUPER LIVE」はアニメソングなどで人気を博してきたキングレコード所属の声優や歌手らによる音楽フェスティバル。平成27年に、さいたまスーパーアリーナで初開催され、これまでに日本武道館や東京ドームを舞台に行われてきた。

横浜市で行われるのは初めてで、蒼井翔太さん、水樹奈々さん、高橋洋子さん、森口博子さんら、20組以上のアーティストが出演予定。

県外からも多くの来場者が見込まれるため、同課ではコンサートの前後にみなとみらい21地区や中華街まで足を運んでもらうための仕掛けを施す。

対象店舗の指定メニューの利用者への限定ステッカーの配布や、地元アーティストが出演アーティストの楽曲を演奏する「街なかコンサート」のほか、一部商業施設や店舗では、声優で歌手の岡咲美保さんのボイスメッセージを流すなどし、横浜の街を盛り上げる。

Kアリーナ横浜をめぐっては、昨年9、10月にこけら落とし公演として人気アーティストのゆずがコンサートを開催した際、横浜市などが実験的に回遊促進事業を実施した。今回はそのスキームをもとにしているといい、同課の河野大樹・担当課長は「今後も経験を重ねながら、より効率的な方策を構築していきたい」と話している。

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