熊本市西区の、熊本市電の上熊本車庫で公開された新型車両は、3両編成の「2400形」です。
乗り降りがしやすい「超低床電車」で、熊本城の屋根の黒としっくいの白をイメージした色合いが特徴です。
4年前から新型車両導入に向けた検討が行われる中、アンケートで「座りたい」という意見が多く寄せられたことから、すべての座席がロングシートとなっています。
また熊本市電は熊本市の中心街を通ることもあり、混雑するケースが多く、通路を広くすることなどで定員を従来の平均のおよそ1.5倍にあたる112人としました。
さらに手すりなどが多く設置されたほか、車いすとベビーカーのスペースも確保されています。
この新型車両は年内にも運行を開始する予定です。
熊本市電は車両の老朽化などに伴うトラブルが相次いでいて、熊本市交通局の荒木敏雄副課長は「事故などが続き、ご心配をおかけしているところですが、車両の更新を行い、安全な輸送手段として利用してもらえればと思います」と話していました。
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