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<本の要約サービスflierが新刊の中から話題の本をピックアップし、それぞれのおすすめポイントを「本の作り手」が紹介>
毎月びっくりするほどの数の新刊が発売されていて、「どの本を選んだらいいかわからない......」と感じたことはありませんか? 「もうひと推しあったら買うかも」と思うような、本屋さんでよく見かける本もあるはず。1日1要約を提供しているフライヤーでも、残念ながらすべての新刊を紹介しきれません......。
そこで、そんなラインナップのなかから、書店やネットなどで話題となっている本をピックアップして、「推しポイント」をまとめてみました! きっと「あなた好みの1冊」が見つかるはずです。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(こちらとこちらとこちらから)です。
世界No.1ストレッチ研究者の初著書がついに登場!
『あらゆる不調が消える
世界一のストレッチ』
著者:中村雅俊
出版社:アチーブメント出版
不調を感じたとき何をしますか? サプリメントやジムで筋トレなど何かをプラスする前に、まずは自宅ストレッチで「からだを元の状態に戻す」ことから始めてはいかがでしょう。本書では、不調の原因を「からだの癖や姿勢の崩れで特定の部位に負荷がかかる」→「筋肉のこわばり・張りが出る」→「血流が悪くなる、疲労感が出る」という流れで説明。解決策として紹介されたストレッチは、日常のさまざまなシーンで簡単にできるものばかり!
著者は理学療法士として活躍する傍ら、直近10年で世界1位の論文数を誇るストレッチ研究者・中村雅俊先生。厳選されたストレッチのメソッドを、ぜひ実践してください。
(アチーブメント出版 編集部 K)
スポーツの祭典パリ五輪で盛り上がった今こそ武士道を
『世界のビジネスエリートが熱くなる
教養としての武士道』
著者:安藤聖笙
出版社:自由国民社
海外メディアは、スポーツにおいて日本代表が活躍した際、その姿を「侍」に見立てて称賛することが多くあります。日本人のシンボルマークになっている「侍」ですが、その精神をあらわす「武士道」を語ることはできますか? なんとなく理解していても、いざ外国人と話すとき、うまく伝えられないのではないでしょうか?
インバウンドも復活し、日本でも海外の方から日本文化や侍について聞かれることは増えていくでしょう。その際に武士道を伝えることができれば、相互理解は深まり、互いを尊重できるはずです。剣舞の達人で45年間「侍の心」を舞うことで表現した著者が、「武士の戦う姿勢から日常の振る舞い」までをわかりやすく、熱く伝えます。
(株式会社自由国民社 編集局長・竹内尚志)
秒で信頼される声と話し方、両面からプロの技を紹介!
『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』
著者:下間都代子
出版社:日本実業出版社
皆さんは自分の声が好きですか? 他人と話が盛り上がりますか? 人前で話すのは得意ですか? 私は自分の声が好きではなく、話も盛り上がらず、何よりプレゼンが好きではありません......。そんな【声】と【話し方】の悩みを “秒で解決” できる本があったら読みたくないですか? 本書はそんな2つが両方ともある、あるようでなかった一冊。
著者は「電車の声の人」としてInstagramなどでバズっている “実力派"” アナウンサー、ナレーター。本書では、分析ゲーム、ギャップ探し、声に感情を乗せるワーク、決めつけクエスチョン、腹式発声、相槌、抑揚・緩急など、誰からも「信頼」される【シンプルなのに効果的】なプロの技を教えます。
(日本実業出版社 第一編集部 中尾淳)
哲学を使うと、親子の対話で「思考力・言語力」が驚くほど高まる!
『親子で哲学対話
10分からはじめる「本質を考える」レッスン』
著者:苫野一徳
出版社:大和書房
多くの親が、「子どもに賢くなってほしい」と願い、勉強や塾、お受験に力を入れています。しかし、本当に賢くなるために必要なのは「思考力」と「言語力」です。そして、この二つの力を圧倒的に高める方法が「哲学対話」です。
本書の著者、熊本大学の教育学者であり哲学者でもある苫野一徳氏は、二児の父でもあります。例えば「学びとは何か?」というテーマで対話を始めると、「勉強はつまらない」「理解できると面白い」など、お互いの経験を共有しながら「学びとは○○○○だ」と定義していきます。このプロセスが、思考力と言語力のトレーニングとなります。
ポイントは、親が一方的に教えないこと。自分の価値観を押し付けず、子どもの哲学的な思考を信じることです。誤っても「いいから、早く勉強しなさい!」などと言ってはいけません。
子育て世代は秒単位で忙しいですが、スマホや動画で溶けている10分を親子で対話してみませんか?
哲学対話は物事の「本質」を問いかけます。我が子にこれからの人生で最も身につけてほしい力ではないでしょうか?
(編集担当者)
これ一冊で大丈夫! SNSマーケティングの必携書!
『SNSマーケティングのやさしい教科書
写真・動画から広告まで、ビジネスを加速させる最新技術』
著者:株式会社グローバルリンクジャパン、清水将之
出版社:エムディエヌコーポレーション
SNSマーケティングを初めて行う方、必見!
自社の商品を紹介するにはどのSNSが向いてるの?
アカウントは作ってみたけれどどうやって育てたらいい?
炎上する前に取っておく対策とは?
そんな悩みを全て解決!
SNSマーケティングの基本とメリット、広告の出稿方法、投稿の効果の見方などを網羅的に解説した入門書です。
Instagram、Xなどを中心に、YouTube、TikTokについても触れており、SNSマーケティングの全体像を一通りつかむことができます。
最新状況に合わせてリニューアルした定番書である本書を、ぜひあなたの大いなる武器としてください。
(MdN書籍編集部 田邊愛也奈)
どんな人でも簡単に運気を上げられる!
『世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法』
著者:堀田秀吾
出版社:飛鳥新社
「運気」という言葉を聞くと、非科学的、スピリチュアルな印象を受けるかもしれません。
しかし、世界中には科学的に「運気」を上げる方法を真面目に研究している人たちがいるのです。そんな研究結果から、特に簡単にできそうなものを選んで1冊にまとめたのが本書です。
「緑のある場所に行く」「湯船につかる」「自撮り写真を撮る」「コーヒーの香りを嗅ぐ」など、今すぐにでもできそうな方法が、研究内容つきで23個も掲載されています。
ぜひ、お試しあれ!
(飛鳥新社 担当編集 吉盛絵里加)
マネジメントの正解は高校野球の監督に学べ!
『甲子園強豪校の監督術』
著者:ゴジキ(@godziki_55)
出版社:小学館クリエイティブ
「パワハラ・モラハラとすぐに問題になる今、部下との接し方がわからない...」そう悩んでいる方はいませんか? 実は、「その答えは高校野球の監督にある」。そう言うと、驚くかもしれません。たしかに、かつての高校野球は古臭いイメージが先行していましたが、今の高校野球はむしろ “先進的” なんです。例えば、仙台育英の須江監督は、投手の投球数や疲労度などをスプレッドシートに入力し、それをもとに起用の可否を判断するとか。
結果を出す監督のマネジメント、人材育成、コミュニケーションなどを分析することで、自ずとマネジメントのヒントが浮き上がってきます。ぜひ本書をご覧ください。
(小学館クリエイティブ 書籍企画部 川本真生)
流れて生きないためにすべきこと
『抗う練習』
著者:印南敦史
出版社:フォレスト出版
これまで、時代の節々で人々は「抵抗」してきました。権力に、差別に、偏見に。でも、いつしか「抗うなんて、かっこ悪い」という時代になった気がします。「常識」「ふつう」「みんな」という名の同調圧力に屈していないでしょうか。本書はそんな「抵抗することを忘れてしまった時代」に生きる我々に、元・音楽ライターにして書評家の著者が「自分らしく生きていくために抗う術」を伝えます。
後半は和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚の長男とのロング対談を収録。「抗い続ける存在」としての彼にスポットライトを当てました。
(フォレスト出版 出版局編集部 寺崎翼)
自分の今の言葉が、自分の未来を創る。
『頭の回転が速い人の言語化のコツ』
著者:金山拓夢
出版社:総合法令出版
実は言語化に必要なコツは3つあります。
①「なんとなく」を自覚すること。
② 頭の中を整理すること。
③ 相手のことを考えること。
たった3つですが、このコツを押さえている人は、言語化力がぐんぐんアップします。
また、この3つのコツさえ意識しておけば、一般的にいわれている「言語化力を上げる方法」や「誰かのまねをする」など既存のアプローチをする必要はありません。
日常生活全てが言語化の練習の場になるからです。
言葉は一生使うもの。
言語化力を磨くのは、早ければ早いほどいいでしょう。
この本がいま一度、読者の皆様の言語化力、そして伝え方を見直すきっかけになれば嬉しいです!
(総合法令出版 編集部 市川純矢)
笑いあり涙あり、プリンセスの留学生活の日々
『赤と青のガウン オックスフォード留学記』
著者:彬子女王
出版社:PHP研究所
赤と青のガウン。それは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった──(「あとがき」より)
著者は日本美術史の研究者で博士号も取得された女性皇族。その留学記と聞くと、構えてしまう方もいるでしょう。ところがこの本には、喜び笑い、壁にぶつかって悩み苦しみ、緊張すれば驚きもして、留学生活を一人の女性として満喫した姿が、面白すぎるエピソードとともに、飾らない筆致で綴られています。
とくに、「ヒゲの殿下」の愛称で国民に親しまれた父宮様の故・寬仁親王殿下との思い出は、「父と娘」のありのままの風景が見えてきて、泣けます!
(PHP研究所 ビジネス・教養出版部 「PHP文庫」編集担当)
約40年読み継がれるスモールビジネスのバイブル
『ビジネスを育てる
いつの時代も変わらない起業と経営の本質』
著者:ポール・ホーケン
翻訳:阪本啓一
解説:青木耕平
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
驚きました。線を引かないページがないほど、どのページにも発見がある。仕事がしたくなる。事業を始めたくなる。モヤモヤした悩みが晴れていく。原書は約40年前に出版。事例は古いものもある。でも、まるで今の世の中を見て書かれたような内容でした。
私自身、ひとりの読者として出会い、驚き、感動し、復刊を企画しました。
復刊にあたり、本書に強く影響を受けたという、「北欧、暮らしの道具店」クラシコム代表の青木耕平さんに解説をいただきました。
起業家や新規事業の担当者はもちろん、仕事やキャリアに少しでも行き詰まりを感じているあなたにとっても、「今」を変えるヒントが必ずあります。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン 担当編集 伊東佑真)
街の書店が消え、雑誌が消える日がやってくる
『2028年 街から書店が消える日
~本屋再生!識者30人からのメッセージ~』
著者:小島俊一
出版社:プレジデント社
ここ数年、急激に街の書店が閉店しています。すでに全国自治体の4分の1には書店はなく、ついに経済産業省が「書店救済」に動き出しました。
いままで出版界は再販制度に守られてきました。が、ここにきてその制度が時代に合わなくなり、書店が得る利益は増えることなく、高騰する家賃、運賃、人件費を払えなくなり、書店経営を辞めざるを得なくなっています。一方で、取次の日販がコンビニ配送停止を発表。これまで書店を支えてきた雑誌の存続も危機にさらされています。
そんな中、書店再生のためになにをすべきか。現実を分析し、現状を打破しようとする一部の書店経営者、出版社、取次の取り組みを紹介しています。これから著者になりたい方も必読の一冊です。
(プレジデント社 書籍編集部 桂木栄一)
時間に追われずに、時間を追いかけよう!
『今日から変わる わたしの24時間』
著者:Emi
出版社:大和書房
あれもしたい、これもやらなきゃ、でも毎日時間がない......!
本書は時間に追われてへとへとなあなたのための時間術の本です。とはいえ、時間効率をあげることが目的なのではなく、生み出した時間で自分のやりたいことに時間を使おう、という提案。中学生の双子の母であり、「OURHOME」主宰で1日100個の決断をするというEmiさんの時間術。スマホと手帳を使った具体的なスケジュール術から気持ちの持ち方まで、Emiさんの時間管理法を惜しみなく大公開。何かひとつでもピンと来たら今すぐやってみてください。生活の質がぐんっとアップすることを実感できると思います!
(大和書房編集部 小宮久美子)
三国志の世界の魅力にふれる、入門書の決定版!
『1日1テーマ30日でわかる三国志』
監修:渡邉義浩
その他:造事務所
出版社:文響社
数ある歴史的な名著の中でも、群を抜いて日本人に支持されている三国志(中国の話なのに)。劉備や孔明、曹操に呂布といった魅力的なキャラクターと、「連環の計」「駆虎呑狼(くこどんろう)の計」「空城の計」など、名前を聞くだけで厨二マインドが震える智謀や策略、はては三国志を基にした意外な故事成語まで、その魅力を136ページに詰め込みました。1テーマあたり4ページを1日で読んでも30日で読み切れる新教養シリーズ、好評第2弾。
(文響社 編集部 畑北斗)
今日から実践できる! イライラ・モヤモヤの解消術
『精神科医だけが知っているネガティブ感情の整理術』
著者:伊藤拓
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
「生きづらい世の中だ」と感じること、ありませんか? 悲しいニュースも多く、なんだか自分も周りもSNS上の人も、負の感情にとらわれているような......。
そんな風に感じた時、読んでもらいたいのが本書。著者はのべ10万人を診てきた精神科医の伊藤先生です。ネガティブ感情を抱くとき脳の中で何が起きているのか、その仕組みから学び、自分の「思考のクセ」を知ることで、負の感情をリセット。日常によくあるシーンでの対処法も満載です。
ネガティブ感情は自然に沸くものですし、心身を守るために必要なものでもあります。だからこそ「整えて上手に付き合う」ことが大事。健やかな毎日を送るためのヒントが詰まった1冊です。
(ハーパーコリンズ・ジャパン 一般書籍編集部 担当編集)
大手企業に設置が義務づけられるCLOとは?
『CLOの仕事 物流統括管理者は物流部長とどう違うのか』
著者:森隆行
出版社:同文舘出版
2024年4月、一定規模以上の荷主企業に「物流統括管理者(Chief Logistics Officer:CLO)」の設置が義務づけられることになりました。対象となる企業は、2026年度までにCLOを任命しなければなりません。本書では、CLOの役割、対象企業に課される義務などを解説しています。経済産業省・中野剛志課長、国土交通省・平澤崇裕課長など、物流業界の5人のキーパーソンへのインタビューも収録しており、CLOの仕事の概要のみならず、「物流における課題」や「物流業界のこれから」を知りたい方に打ってつけの1冊です。
(同文舘出版 ビジネス書編集部 竹並治子)
◇ ◇ ◇flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。
通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。
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