産経国際書会理事の齊藤春欣さんが主宰する「翠香会書展」(産経新聞社後援)が4月25日から千葉県の君津市生涯学習センターで開催中だ。4月28日まで。
主宰は、リズム感あふれる二六横物の「夢二詩」、桜模様の料紙(全紙)に現代風にしたためた「岡本かの子歌」、墨色の料紙に嫋々(じょうじょう)と書き連ねた「平家物語」など5作を出品。
代島翠葉さんは「鷹羽狩行句」を主題に、土俵に力士名を巡らせたユニークな作品。民部田鳳春さんは、漢字かな交じりの「宮沢賢治 セロ弾きのゴーシュから」、縦上下二段に分かち書きし、バランスがよい。
和田春蘭さんは収筆を長く伸ばして悠然とした「鶴」を表現。他に石井翠泉さん、角田穂香さん、石井宏子(君津市長)さんなど30名が50余点の多彩な作品を発表し、楽しめる。学生部作品を併陳。(川浪惇史)
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