上野動物園にあしらわれたパンダのイラスト=東京都台東区で2022年5月、松井勇人撮影

 上野動物園(東京都台東区)は17日、ジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の近況を発表した。

 両親であるリーリーとシンシンは9月29日、高血圧の治療のため中国に返還された。パンダは単独で生活する動物で4頭も園内で別々に暮らしていたことから、両親の返還による影響は双子に見られないという。

レイレイ=2024年10月15日(東京動物園協会提供)

 暑さの影響で今夏は冷房の利いた屋内で展示されることが多かったが、暑さも和らぎ気温が低い日は外の運動場で過ごしている。

 餌はモウソウチク、シノダケなどのタケを中心に、副食としてトウモロコシの粉などでつくった「パンダ団子」やニンジン、リンゴを食べている。

シャオシャオ=2024年10月15日(東京動物園協会提供)

 昨年夏から続けている、健康管理に必要な動作を覚える「ハズバンダリートレーニング」は両親の返還で一時中断していたが、近日中に採血トレーニングを再開する予定。

 15日の計測でシャオシャオは体重83・2キロ、レイレイは85・6キロだった。【山下俊輔】

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