このシミュレーターは、除雪作業員の技術を高めようと国土交通省東北地方整備局が開発し、青森市で除雪作業を行う業者などに公開されました。

シミュレーターは運転席を取り囲むように設置されたモニターに除雪する環境が再現され、積もった雪を道路脇に寄せる作業を練習することができます。

除雪するコースは実際のデータをもとに作成された国道7号の青森県弘前市内の道路か、青森県と秋田県をまたぐ矢立峠付近の道路を選ぶことができます。

また、時間帯や天気などの状況も選んで練習できるということです。

除雪作業の担い手不足に加え、除雪車の仕様が従来の2人乗りから1人乗りが主流となり、操作技術の伝承も課題となっていることから、シミュレーターが作業員の育成に活用できると期待されています。

東北地方整備局東北技術事務所の佐藤英樹課長は「冬の時期以外にも操作ができることはメリットだと思う。初めて乗る人や訓練が必要な人に活用してもらいたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。