勝興寺はふだん、本堂や大広間に車いすで入るには、介助者と一緒に訪れ、寺側に専用の通路を開けてもらう必要があります。

市内の福祉用具レンタル会社などは足の不自由な人にも気軽に勝興寺に訪れてもらおうと、29日と30日の2日間、段差にスロープを設置して車いすや電動車いすを用意し、介助スタッフも常駐させる取り組みを行っています。

このうち本堂では畳が敷かれているため、通常は車いすでは入れませんが、今回は車輪にカバーをつけたものを用意したことで、車いすに乗りながらびょうぶや彫刻なども見ることができるとしています。

企画した福祉用具レンタル会社の担当の瀧澤香里さんは「1人でも利用できるのでぜひ訪れてほしい。今後もさまざまな人の外出への心理的なハードルを下げていきたい」と話していました。

この取り組みは29日と30日、午前9時から午後4時まで行われるということです。

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