自民党危急存亡の時に、この議員たちはいったい何を考えているのか。
『週刊新潮』(3月7日号)がスクープした広瀬めぐみ参院議員の「歌舞伎町赤ベンツ不倫」に続いて、今週は〝文春砲〟が炸裂した。
『週刊文春』(5月2・9日ゴールデンウイーク特大号)の目玉。
「裏金前副大臣はパパ活&デリヘル常習!」
しかも、この宮沢博行前防衛副大臣、『文春』に記事が出ると知るや、理由も言わず前代未聞の「発売前辞職願提出」(25日辞職)。
パパ活について。
<「うん。あ、性行為は無かったです。実はね、無かったんですよぉ~。だから同棲というか、〝シェアハウス〟という形態ですね」>
デリヘルについて。
<―先週水、木と(新宿に借りているマンションに)デリヘルを呼んだ?
「うんうん。うん~」
唸り声を出し、ひと呼吸した後、こう続けた。
「よく分かりましたねぇ」>
情けなさ過ぎる。
『週刊新潮』(5月2・9日ゴールデンウイーク特大号)で、いちばん『新潮』らしい特集は「『紅麹』だけではない『機能性表示食品』の実名検証」。
例えば、新聞などでも大々的に宣伝しているサントリーウエルネスの「ロコモア」。成分のグルコサミン、コンドロイチンが「ひざ関節のスムーズさを支える」とうたっている。
しかし、と千葉大名誉教授の山本啓一氏(生理学・生化学)。
<「グルコサミンが膝関節などの痛みに効かないことは学問の世界では常識になっている」
「そのため、企業は他のものを混ぜ合わせて効果が表れたように見せかけて売り続けています。騙されてしまう消費者が悪いのか、それを知らせようとしない大メディアが悪いのか(中略)サプリメーカーのCMは相当な収入源でしょうから、批判が難しいのでしょうか」>
『新潮』、昨年秋には連続してサントリーHDの新浪剛史社長批判を続けていた。今後、サントリーの広告は絶対入らないだろう。
他誌については来週。(月刊『Hanada』編集長)
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