総務省がまとめる家計調査で福井市は「油揚げ・がんもどき」の購入額が61年連続で全国1位です。
福井市では「あげフェス」と名付けられたイベントが油揚げの消費拡大を図ろうと5年前から開かれていて、JR福井駅前の会場には10を超える販売ブースが設けられました。
このうち、敦賀市から初めて参加した豆腐店の油揚げは、油で揚げた絹豆腐にタレを付けて焼き上げ、カリカリとした皮と内側のトロリとしたやわらかい食感が特徴です。
また、福井市の飲食店は名物の「おろしそば」に大ぶりの油揚げを載せて出しています。
千葉県の40代の男性は「一つ一つに味の違いを感じるので、いろいろ試してみたいです」と話していました。
イベントの実行委員会の岸田和弘委員長は「原料の高騰や後継者不足で豆腐店をめぐる状況が厳しい中で、揚げ物文化が消費者に広がって、注目されるようにしていきたい」と話していました。
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