JR新津駅を出発する「SLばんえつ物語」。牽引する蒸気機関車には記念のヘッドマークがつけられ、多くの人が見送った=29日午前、新潟市秋葉区(大西史朗撮影)

新潟、福島両県を結ぶJR磐越西線の新津(にいつ)駅(新潟市秋葉区)ー会津若松駅(福島県会津若松市)間で運転されている観光列車「SLばんえつ物語」が29日、運行開始から25年を迎えた。新津駅では出発式が行われ、地元の人や鉄道ファンなど多くの人が集まった。

午前10時3分、駅長と地元の小学生が出発合図を行う中、記念のヘッドマークを付けた蒸気機関車(SL)が煙をあげて駅をあとにした。

家族で訪れた新潟市西蒲区の田中愛さん(33)は「間近で見ると迫力がある。住んでいる新潟で気軽にSLが見られるのはありがたい」と話した。

「SLばんえつ物語」は平成11(1999)年に運行を開始。阿賀野川沿いや山間部を分け入って走る同線で、冬季を除く土日を中心に運転される。

運行開始から25年を迎えた「SLばんえつ物語」の出発式で、地元の小学生に贈られた記念のヘッドマークのレプリカ=29日午前、新潟市秋葉区のJR新津駅(大西史朗撮影)

今回、客車を牽引(けんいん)するC57形180号機はヘッドマークのほか、部品や金具等を黒色に変更、往年のSLをイメージした演出がされている。

運行開始25年を記念したヘッドマークをつけ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=29日午後、新潟県阿賀町(大西史朗撮影)
運行開始25年を記念したヘッドマークをつけ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=29日午後、新潟県阿賀町(大西史朗撮影)
運行開始25年を記念したヘッドマークをつけ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=29日午後、新潟県阿賀町(大西史朗撮影)
黒煙を上げ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=28日午前、新潟県阿賀町(大西史朗撮影)
黒煙を上げ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=28日午後、新潟県五泉市(大西史朗撮影)
黒煙を上げ、走行する観光列車「SLばんえつ物語」=28日午後、新潟県五泉市(大西史朗撮影)
雪が残る飯豊山地をバックに会津若松に向け走る「SLばんえつ物語」=28日午後、福島県喜多方市
新緑の中走行する「SLばんえつ物語」=28日午後、福島県喜多方市

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