広島県内の福山市と三次市を結ぶJR福塩線のうち、福山―府中(府中市)間が今年開業110周年を迎え、記念のヘッドマークをつけた列車が同区間で運行されている。来年3月末まで。

 福塩線は、両備軽便鉄道が1914(大正3)年に両備福山―府中町間で開業したのが始まり。33(昭和8)年に国有化され、38年に福山―塩町間の78キロが全線開通した。

 記念のヘッドマークは、「110th」の文字を虹色のアーチと同区間内の15の駅名で囲み、沿線を流れる芦田川や山々の姿を描いたデザイン。

 沿線4市町(福山市、府中市、三次市、世羅町)が利用促進を図るために結成した「福塩線対策協議会」が、沿線住民や利用者などを対象に公募。県内外の148点の応募作から選んだ。

 協議会事務局がある福山市都市交通課は「節目の年をPRして、より多くの人に利用してもらいたい」としている。記念ヘッドマークをつける列車は公表していないが、基本的に毎日運行しているという。

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