写真・図版
JR宮崎駅を出発する「ナッシートレイン宮崎」=2024年12月18日午後1時19分、宮崎市、奥正光撮影

 宮崎県が「宮崎だいすきポケモン」に任命しているヤシの木のような「ナッシー」と「アローラナッシー」。これらのキャラクターをデザインしたラッピング列車の出発式が18日、宮崎市のJR宮崎駅であった。来年3月まで、日豊線の宮崎―南宮崎間と、日南線の南宮崎―志布志(鹿児島県志布志市)間を普通列車として走る。

 「ナッシートレイン宮崎」は、県とJR九州宮崎支社が連携して鉄道の利用促進や観光誘客をめざす取り組み。車体にナッシーとアローラナッシーが大きく描かれ、黄色を基調とした明るいデザインに仕上がった。

 吉村一喜・宮崎支社長は出発式のあいさつで「風光明媚(めいび)な日南線、人情も温かい宮崎を走るので、列車に乗りに来て宮崎県のいいところをいろいろ見ていただきたい」と述べた。

 日南線の油津―志布志間については、JR九州が11月に将来のあり方に関する議論を沿線自治体と進めていく考えを明らかにしている。出発式の後、吉村支社長は「列車がどんなところを走り、どんな人を運んでいるのかを多くの人に知ってもらい、みんなで議論するきっかけになれば」と話していた。

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JR宮崎駅を出発する「ナッシートレイン宮崎」=2024年12月18日午後1時19分、宮崎市、奥正光撮影

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