穴水町にある「千手院」は元日の能登半島地震で屋根の瓦が落ちたほか、墓石が倒れるなどの被害を受けましたが、ボランティアの手を借りて復旧することができました。
26日は近くの住民や全国から集まった6人のボランティアが高さおよそ1メートル、直径50センチほどの釣り鐘についたすすをささで払い落としました。
また、鐘をつるしているお堂のはりや柱にたまったすすを払い落としたり、鐘の周りの落ち葉をほうきではいたりして除夜の鐘に備えていました。
この寺ではことしは地震で亡くなった人たちの慰霊の意味も込めて除夜の鐘をつくということで、大みそかの午後11時40分ごろから鐘をつき始めることにしています。
この地区の元区長で、除夜の鐘をつく役割を担っている滝谷芳朗さんは「来年は何も災害が起きず1日も早く復興してほしいという願いを込めて鐘をつきたいです」と話していました。
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