宮古市の田老地区では長年、特産のウニ漁などが本格化する前のこの時期に大漁や漁の安全を祈願する祭りを開いていましたが、東日本大震災で一時、中断を余儀なくされた後、9年前に「復興たろう大漁まつり」として復活しました。

12日に行われた祭りの開会式では、地元の中学生による太鼓の演奏が披露され、その後、船に乗せるみこしを前に神事が行われました。

このあと漁港からみこしを乗せた船など6隻が沖で海に祈りをささげるために出港していきました。

祭りの会場では、ことし1年の大漁を祈る伝統芸能「黒森神楽」も披露され、多くの人たちが様子を見守っていました。

田老町漁協の畠山康男組合長は、「ことしも無事に開催できて感極まりない。これからウニ漁の時期に入るので、安心安全な田老のウニを食べてもらいたい」と話していました。

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