日本人選手を中心に1週間のMLBを振り返ります。カブスの鈴木誠也選手(29)とパドレスのダルビッシュ有投手(37)がメジャー2度目の直接対決です。
■鈴木・ダル 2度目の直接対決
カブスの鈴木選手は日本時間9日、パドレス戦に2番指名打者で出場。対するは、日米通算196勝を誇るパドレスのダルビッシュ投手です。過去の対戦成績は、通算3打数0安打2三振でした。その初球でした。鈴木選手はダルビッシュ投手のストレートを捉え、レフト線へのツーベース。2度目の対戦で、初めてのヒットを放ちました。
一方、ダルビッシュ投手は2回に一挙4失点。日本時間15日のドジャース戦で、今シーズン初勝利を目指します。
鈴木選手は日本時間10日のカブス戦でも、好調をキープ。1回表の第1打席、3年連続2桁勝利のマズグローブ投手(31)に対して、カーブを上手くはじき返しました。
3回表の第2打席では、インコースの難しいボールをレフトへ運びました。第3打席でもヒットを放ち、今シーズン2度目の3安打。チームの勝利に貢献しました。
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■帰ってきたヌートバー 復帰戦で本塁打■帰ってきたヌートバー 復帰戦で本塁打
肋骨を骨折していたカーディナルスのヌートバー選手(26)は、今シーズン初出場となった日本時間13日のダイヤモンドバックス戦で、6番レフトで復帰しました。3回表、インコースをさばいた打球は、伸びてライト後方134メートルの2ランホームラン。自ら祝砲を放ちました。
■菊池6回9奪三振 古巣マリナーズ戦に先発
ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は日本時間11日、古巣のマリナーズ戦に先発しました。得意のスライダーと最速156キロのストレートを武器に、2回までに4奪三振。
その後もスライダーとストレートのコンビネーションで6回9奪三振1失点の好投でしたが、勝利とはなりませんでした。
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■「国際兄弟姉妹デー」ネイラー兄弟が躍動■「国際兄弟姉妹デー」ネイラー兄弟が躍動
そして、規格外の記録が飛び出した1週間のメジャーリーグでした。日本時間9日に行われたブルワーズ戦の5回裏、両打ちのレッズのデラクルーズ選手(22)は左打席に立つと、約137メートルの特大アーチを放ちました。ドミニカ共和国出身の22歳が魅せます。 そして、右バッターボックスからの打球をセンターが後逸し、走るデラクルーズはボールが転々とする間に、三塁も回ります。そして、ヘッドスライディングでホームイン。ランニングホームランで1試合両打席でのホームランとなりました。
2度のホームラン王・ヤンキースのスタントン(34)は日本時間11日、古巣のマーリンズ戦で一発を放ち、メジャー全30球団からホームランを記録。現役選手では15人目の達成となりました。
ガーディアンズでは、ネイラー兄弟が躍動です。日本時間11日に行われたホワイトソックス戦の4回裏、4番の兄ジョシュ・ネイラー(26)が右中間への一発を放ちます。続いて、弟の7番ボー・ネイラー(24)が兄弟で同じイニングにホームランを記録しました。
これだけではありません。1点を追う延長10回裏、ランナーを2塁に置き、兄のジョシュ・ネイラーが土壇場で同点に追いつくタイムリー。
さらに、サヨナラのチャンスで弟のボー・ネイラー。なんと兄弟のタイムリーで逆転サヨナラ。 熱い抱擁を交わすネイラー兄弟。奇しくも試合が行われた現地時間10日は「国際兄弟姉妹デー」とのことです。
(4月14日放送「サンデーLIVE!!」より) この記事の写真を見る
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