■第66回東日本実業団陸上競技選手権 男子5000m競歩(18日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

東日本実業団陸上選手権が行われ、男子5000m競歩でパリ五輪20㎞競歩代表の濱西諒(24、サンベルクス)が18分16秒97の日本新記録を樹立した。

スタートから飛び出した濱西。600m手前で先頭は濱西と吉川絢斗(22、サンベルクス)の2人に絞られた。軽快に歩を進める濱西は、2位の吉川を40mほど引き離して1000mを通過する。

1400mを5分で通過した濱西はペースを落とすことなく、後続の選手たちを次々に抜いていく。3000mを10分54秒で通過する頃には2位に100m以上の差をつける“独歩状態”に。

その後も力強く歩き続けた濱西は残り1周に入った時、左腕の時計を確認。スタートから最後までトップを守った濱西は両手を広げてゴールし、18分16秒97をマーク。同じパリ五輪代表の池田向希(26、旭化成)が作った18分20秒14を約3年7か月ぶりに塗り替える日本新記録を樹立した。

「(日本新記録が)出た瞬間はめちゃくちゃうれしかったです。初めての日本記録なのでめちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せた濱西。

今夏のパリ五輪に向けて「内定も発表されて実感もかなり出てきたので、20㎞のタイム的にはメダルも狙える位置にいると思うので、メダル獲得っていう所を一番に考えています」と意気込んだ。

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