澤田優蘭「今季では1番いい形で跳べた」
澤田優蘭選手は「ほっとしているが、記録的にはもう少し出したかったので悔しさもある。しっかり助走して踏み切りにつなげるのを意識的にやっていて、全体的にやりたい動きはできた。今シーズンでは1番いい形で跳べたと思う」と落ち着いた表情で話していました。
そのうえで「今大会は日本での開催でたくさんの応援があり、途中から楽しく跳躍することができた。パリパラリンピックではもちろんメダルを獲得したい。周りの選手もどんどん記録を上げてきているので、私自身も自己ベストに迫る記録を目指していきたい」と今後の抱負を語りました。
◇澤田優蘭(さわだ・うらん)選手
澤田優蘭選手は東京都出身の33歳。6歳の時に視力と視野が徐々に低下する進行性の病気を発症し、残っている視野はわずかです。高校生の時に盲学校に入学したことをきっかけにパラ陸上を始め、2008年の北京パラリンピックに女子走り幅跳びと100メートルのクラスで初めて出場しました。
しかし、視力がさらに低下し、ロンドン大会に出場できずに一時、競技を引退しましたが、その後、東京大会の開催が決まったことから復帰を決断し、得意の走り幅跳びで5位に入りました。
そして、去年の世界選手権でシーズンの自己ベストを更新して銅メダルを獲得し、パリパラリンピックの出場枠を獲得しました。また、障害の異なる男女4人が走る400メートルユニバーサルリレーでも金メダルの獲得に貢献しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。